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ホームページ

ホームページはある。
Googleマップに表示される会社・お店の情報も登録している。
InstagramやFacebookも、できる範囲で更新している。
LINE公式アカウントを使っている会社もあるでしょう。
それでも、「問い合わせや来店につながっていますか」と聞かれると、よく分からない。
一つひとつは取り組んでいる。でも、全体を並べて確認したことは、しばらくない。
そんな状態になっていませんか。
この記事では、どこで情報が古くなり、どこでお客様が迷い、どこで社内の対応が止まっているかを、具体例で確認していきます。自社で使っているものについて、ぜひこの機会に振り返ってみてください。
「ホームページを見て、そのまま問い合わせる」とは限りません。別の場所で知り、いくつかの情報を確かめてから連絡する場合もあります。
この動きを示すのが、SOCiが2026年9月24日に紹介した「2026 Local Discovery Index」です。米国の消費者1,000人超を対象とした調査では、AIを使う消費者の67%が、地域のお店・事業者について誤った情報を示された経験があると回答。AIがおすすめした事業者に直接連絡する前に、81%が口コミやSNS、別の検索などで確認しています。
出典:SOCi「AI Local Search & the Verification Loop」
また、BrightLocalが2026年7月に公開した米国消費者1,227人の調査でも、直近のお店・地域事業者探しで、4人に3人が複数の媒体を利用していました。
出典:BrightLocal「Consumer Search Behavior」
いずれも米国の地域事業者探しに関する調査なので、日本や製造業の法人取引に、そのまま同じ割合が当てはまるものではありません。ただ、自社の発信を見直すうえで参考になるのは、「見つけてもらった後にも、お客様は別の情報を確かめている」という点です。
例えばですが、Instagramで知り、Google検索で会社名を調べ、Googleビジネスプロフィールの営業時間や口コミを確認する。その後、ホームページでサービスや料金を調べ、再びInstagramで最近の様子を見てから問い合わせる。これは、媒体を行き来する動きの一例です。
その途中で、ホームページとInstagramの料金が違っていたら?
Googleビジネスプロフィールには営業中と表示されているのに、別の案内には定休日と書かれていたら?
ここから自社の運用で考えたいのは、各媒体で役割を分けながら、営業時間・所在地・サービス内容・料金などの基本情報は食い違わないようにすることです。
最後の問い合わせがホームページから届いていても、その前にInstagramや口コミが判断を支えていたかもしれません。問い合わせを受けた窓口だけで、ほかの媒体の役割を決めつけない視点も必要です。
その目線で、自社の発信を確認してみましょう。
営業時間や料金を変更したとき、ホームページは修正した。でも、ほかの掲載先までは確認していなかった。
例えば、こんな状態です。
ホームページ: サービス紹介は直したけれど、以前の料金表や案内PDFが残っている。
Googleビジネスプロフィール: Google検索やGoogleマップに表示される会社・お店の情報に、以前の営業時間や電話番号が残っている。
Instagram: プロフィールや過去の案内投稿に、終了したサービスや移転前の住所が載っている。
Facebook: 会社・お店のページに、以前の営業案内が残っている。
LINE公式アカウント: 最初のあいさつメッセージや、画面下部のメニューから、古い料金表へ案内している。
社内では「今はこうなっている」と分かっていても、初めて見るお客様には分かりません。
「変更したとき、どこを直すのか」が一覧になっているでしょうか。
過去の投稿をすべて消す必要はありません。ただ、今も申し込めるように見える案内には、終了の表示や最新情報への誘導が必要です。
投稿への反応はある。でも、その先で何をすればよいか、分かりにくくなっていませんか。
使っているもの | 例えば、こんなところで止まっていませんか? |
|---|---|
ホームページ | サービスの説明はあるが、対応範囲や相談方法が分からない。 |
Googleビジネスプロフィール | 興味を持ってホームページを開いたが、探していたメニューやサービスの説明が見つからない。 |
商品・施工事例の写真はあるが、価格の確認方法や注文・相談先が分からない。 | |
X(旧Twitter) | 新商品やイベントを告知しているが、詳細を確認するリンクや申込方法がない。 |
イベント案内はあるが、開催日時・会場・申込先が別々の投稿に分かれている。 | |
LINE公式アカウント | 友だち追加はできるが、その後の予約方法や、質問を送ってよいかが分からない。 |
例えば製造業なら、Instagramで加工事例を見ても、「どの材質・サイズに対応できるのか」「図面を送って相談できるのか」が分からない。
店舗なら、Googleマップで見つけて、Instagramで雰囲気を確認し、LINEで予約しようとしたところで、予約方法が分からなくなる。
お客様は複数の情報を見ながら判断します。その途中で、案内が途切れていないか。 実際にスマートフォンでたどってみると、気付きやすくなります。
Instagramには日々の写真。Xにはお知らせ。Facebookには地域活動の報告。ホームページには、創業時から変わらない事業紹介。
一方で、今増やしたいのは、新しいサービスの相談や、特定の分野の受注。
その仕事については、どこに、どのくらい説明があるでしょうか。
例えば、「小ロットの試作相談を増やしたい」と考えているのに、ホームページには設備一覧だけ。Instagramにも完成品の写真だけで、試作に対応できることや相談の進め方は書かれていない。
これでは、見た人が「うちの相談も受けてもらえそう」と判断しにくくなります。
日常や地域活動の投稿にも、人柄や会社の雰囲気を伝える役割があります。そのうえで、今受けたい仕事の情報まで、たどり着けるかを確認してみてください。
情報の発信だけでなく、その後の対応にも見落としがあります。
Instagramの投稿は担当者が更新しているが、個別メッセージの確認は気付いたときだけ。
XやFacebookに質問が届いても、誰が返事をするか決まっていない。
LINE公式アカウントで相談を受け付けているが、担当者が休みの日の対応が決まっていない。
ホームページの問い合わせメールは、以前の担当者にしか届かない。
Googleビジネスプロフィールを管理できる人が分からず、情報を直したくても止まっている。
「更新担当がいる」ことと、「お客様への対応まで回っている」ことは別です。
すべての場所で個別相談を受け付ける必要はありません。電話やフォームに窓口をまとめるなら、InstagramやLINEにも、その案内を分かりやすく表示する。
どこで受け付け、誰が確認し、誰が返すのか。ここまで決まっているでしょうか。
ホームページも直したい。Googleビジネスプロフィールの写真も古い。Instagramの投稿も止まっている。LINEも開設したまま、十分に使えていない。
気になることが増えるほど、「時間ができたら、まとめてやろう」と後回しになりがちです。
ただ、投稿がしばらく止まっていることと、間違った営業時間が載っていることは、同じ優先度ではありません。
まずは、次の順番で確認してみてください。
間違っている情報を直す。 営業時間、住所、料金、終了したサービスなど。
連絡や申し込みで止まる場所を直す。 リンク切れ、分かりにくい予約方法、未対応の問い合わせなど。
今受けたい仕事の説明を整える。 対応範囲、事例、相談の進め方など。
続けられる更新方法を決める。 担当者、確認のタイミング、力を入れる場所など。
更新回数を増やす前に、お客様が困るところから直していきましょう。
ここで挙げたものを、すべて使う必要はありません。自社で使っているものについて、確認すれば十分です。
また、Instagramは必ずこう使う、Facebookは必ずこう使う、と役割を固定する必要もありません。お客様が誰で、何を知りたくて、どう相談するかによって、使い方は変わります。
写真で興味を持ってもらうのか。詳しい説明を読んでもらうのか。既存のお客様へ案内するのか。予約や相談を受け付けるのか。
それぞれを何のために使い、次にどこへ案内するのか。 ここが整理されていることが大切です。
まずは自分のスマートフォンで、自社名を検索してみてください。ホームページやGoogleビジネスプロフィール、普段使っているInstagram・X・Facebook・LINEを、お客様のつもりで確認してみましょう。
「ここまではやっている。でも、その先は放置していたかもしれない」
「担当者任せで、全体までは見られていなかった」
そう感じたら、今ある取り組みを整理するタイミングです。
SDPlanningでは、社内に専任のWeb・IT担当者がいない中小企業の「外部IT担当」として、こうした交通整理をサポートしています。
今あるホームページや各アカウントを確認し、事業の目的に合わせて、どこを直すか、何を優先するか、誰が対応するかを一緒に整理します。社内の担当者や制作会社との分担も含め、実際に続けられる運用を考えます。
「何から見直せばよいか分からない」という段階でも構いません。
現在使っているホームページやアカウントと、「今、増やしたい相談・仕事」をお聞かせください。今ある取り組みをどうつなげるか、そこから一緒に考えましょう。
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