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AI活用

広告運用は、これから社内でできる仕事になっていくのでしょうか。
2026年8月、Metaは小規模事業者向けに、Meta AIからFacebook・Instagramの指標やMeta広告、Google Workspaceの情報を参照し、広告分析や改善提案、競合比較、レポート作成などを行える新機能を発表しました。
これまで広告代理店や専門担当者が行ってきた「数字を見る」「問題点を探す」「改善案を考える」といった作業の一部を、AIがかなり支援できるようになってきています。
では、中小企業も広告運用をすべて内製化できるのでしょうか。
結論からいうと、以前より内製化しやすくなる一方、広告を動かすことと、広告施策を判断することは別です。
会社によっては完全内製よりも、「日常運用は社内、判断が必要なところだけ外部に相談する」という形の方が現実的だと考えています。
Metaが2026年8月19日に発表した新機能では、Meta AIから自社のFacebook・Instagram、Meta Adsなどの情報をもとに、
広告実績の分析
成果の良い広告やターゲットの確認
クリエイティブの傾向分析
予算配分などの改善提案
類似企業との比較
レポートや資料の作成
などを支援できるようになっています。
「過去90日間の広告実績を分析して、良かった点と改善点を教えて」といった確認も可能になるため、専門知識がそれほどなくても数字を読み解きやすくなります。
広告管理画面から数字を拾い、Excelへまとめ、傾向を確認する。
こうした作業だけを考えれば、今後はAIによってかなり負担を減らせるでしょう。
ただし、ここで一つ注意があります。
自社のGoogle広告を少額から運用していますが、検索語句や広告表示、クリック、コンバージョン計測などを確認しながら調整していますが、実際に運用すると、
「広告の設定を変えるべきなのか」
「検索対象を広げるべきなのか」
「そもそもWebサイト側を直した方がよいのか」
という判断が出てきます。
数字だけ見れば、AIは「クリック率が低い」「このキーワードの成果が悪い」と指摘できます。
しかし、
その商品を今後も売りたいのか
問い合わせ先としてこのページで十分なのか
予算を増やしてまで獲得したい顧客なのか
といった部分は、広告管理画面だけでは判断できません。
実際の顧客支援でも、広告設定を細かく調整する前に、
「どんな検索から広告へ来てもらうか」
↓
「どの広告を表示するか」
↓
「LPで何を見せるか」
↓
「最終的に何を問い合わせてもらうか」
という流れそのものを整理したケースがあります。
広告の運用方法だけAI化しても、広告の先にあるWebサイトや商品構成が整理されていなければ、改善できる範囲には限界があります。
広告運用を内製化するか考えるときは、一括りにせず3つに分けてみると分かりやすくなります。
広告の入稿、数値確認、レポート作成、定期的なチェックなど。
この部分は、広告プラットフォームの自動化やAIによって、今後さらに内製しやすくなると思います。
どの広告が良いか、どのキーワードやターゲットに反応があるか、予算をどこへ配分するかなど。
ここもAIによる支援がかなり期待できます。
ただし、AIの提案をそのまま採用するのではなく、自社の目的と照らして確認する必要があります。
そもそも広告を続けるのか。
商品を変えるのか。
LPを直すのか。
予算を増やすのか。
別の集客方法へ切り替えるのか。
ここは広告の数字だけでは決められません。
事業や商品、Webサイト、営業状況なども含めて考える必要があります。
これからは、広告運用を「代理店に全部任せるか、自社ですべてやるか」の二択で考える必要はないと思います。
例えば、
社内に定期的に数字を見る人がいる
広告する商品やサービスが明確
問い合わせや購入などの成果地点が決まっている
少額から試しながら改善できる
AIや広告管理画面を触ることに抵抗がない
のであれば、AIを使いながら社内運用する選択肢は十分考えられます。
一方、
広告予算が大きい
複数媒体を同時に運用する
キャンペーンや商品数が多い
広告クリエイティブを大量に制作する
日々の運用担当者を置けない
といった場合は、専門会社へ任せた方が合理的な場合があります。
SDPlanningとして、今後増えるのではないかと考えているのがこの形です。
日々の広告確認や簡単な修正は社内で行う。
AIも利用する。
ただし、
「この数字をどう判断すればいい?」
「広告を直すのかLPを直すのか?」
「このAIの改善提案を実施して大丈夫?」
「来月は何を試す?」
といったところだけ、外部の人と一緒に確認する方法です。
広告代理店へ毎月すべてを任せるほどではないけれど、完全に自社だけで判断するのは不安。
中小企業では、この中間の支援方法が現実的なケースも多いと考えています。
AIを使って広告運用を始める前に、次の項目を一度確認してみてください。
広告する商品・サービスは決まっているか
誰に広告を見せたいか説明できるか
広告から誘導するページは用意されているか
問い合わせや購入を計測できるか
定期的に数字を確認する担当を決められるか
AIの提案を最終的に判断する人がいるか
広告以外にWebサイト側の改善が必要になった場合、対応できるか
この中でいくつも決まっていない項目があるなら、広告管理画面を操作する前に整理した方がよい可能性があります。
AIの進化によって、広告運用の専門作業はこれから確実に取り組みやすくなっていくと思います。
だからといって、すべて外注する必要がなくなるわけでも、すべて自社で対応しなければならないわけでもありません。
重要なのは、
社内でできること
AIに任せられること
外部の判断が必要なこと
を分けることです。
SDPlanningでは、広告運用をすべて代行するだけでなく、
「今の広告運用を社内でできるようにしたい」
「広告会社へ任せている内容が妥当か確認したい」
「AIを使いながら自社運用するための最初の設定を手伝ってほしい」
「毎月の広告データを一緒に確認して、次に何をするか決めたい」
といった相談にも対応できます。
状況を確認した結果、現在の広告代理店へそのまま任せた方がよい場合もあります。
広告を誰が操作するかではなく、自社にとって無理なく運用を続けられる体制をどう作るかから考えていきます。
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